函館バスに在籍している車両は,自社導入だけでなく移籍車両も含まれている。移籍車両のうち,東急バスや京浜急行バスからの車両が多い。そこで,前所有者時代の車番において,判別しているものに関しては併せて明記しておいた。ここでは東急バスの車番について説明しておきたい。
〈東急バス〉
東急バスの車番は,3桁もしくは4桁の数字に所属営業所を示すアルファベットが表記されている。アルファベットに関しては,A(淡島),SI(下馬),T(弦巻),S(瀬田),M(目黒),E(荏原),I(池上),TA(高津),KA(川崎),NI(新羽),AO(青葉台),NJ(虹ヶ丘),H(東山田)をそれぞれ表していて,淡島~池上は東京都,高津~東山田は神奈川県にそれぞれ営業所がある。(※ただし,川崎営業所は2010年度をもって営業を終了している)。
また数字においては,車両の導入年度を表している。数字の下2桁は原則として,日デ→日野→いすゞ→三菱ふそうの順番で振られている(わかりやすいように,車種の区切りごとにカンマを入れておいた)。
以下の表は,年度ごとに導入された車番を示したものである(路線バス型をメインに表記した)。
1997年:1600~1614,1625~1638,1650~1662,1675~1699
1998年:1700~1707,1725~1736,1750~1752,1775~1794
1999年:1800~1803,1825~1838,1850~1856,1875~1885
2000年:1900~1904,1975~1979
2001年:200~212,225~237,250~258,275~291
2002年:300~321,322~352,353~369,371~399
2003年:400~425,426~447,450~465,467~499
2004年:500~520,525~548・568・569,550~565,570~599
2005年:600~624,625~643,650~668,672~699・6675~6686
2006年:700~731,732~762・790・7732~7734,763~783・791,7700~7728
2007年:8700~8730,8731~8749・6727~6732,8752~8756,8770~8796
2008年:800~827,828~849,850~868・899,869~896
2009年:900~906,925~931,950~957,975~983
(※2000年度に関しては日デと三菱ふそうの2メーカーのみの導入となった)
しかし,近年は東急バスだけではなく,京急バスからの移籍車両も増加傾向にある。また,2019年には立川バス,2023年には船橋新京成バスからの移籍車両も誕生した。